情熱的な官能色『赤』

おはようございます!

昨日、あるお店で「カシスソーダ」という商品名を言うときに、「かししゅしょーだ」と言ってしまったHoryです。


「あ〜、やっちゃったな。」という周囲からの冷ややかな視線が背中に集中し、恥ずかしさで顔が真っ赤になってしまいました。


恥ずかしがり屋な僕には刺激が強すぎる出来事だったので、身体中の血液が顔に集まっていました。

トイレに行って落ち着くつもりで鏡を見たら、まるでダルマのようでした。


あなたも、僕のように滑舌の良くない恥ずかしがり屋であれば、商品名を言う前に発声練習をした方がいいかと思います。


さて、真っ赤なダルマのような顔になった僕が今回探究したのは『赤(red)』です。


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日本において、いや、世界において、赤は非常に重要な色です。


赤からは太陽や火の熱く活発なイメージが浮かびます。

エネルギーを感じさせるアクティブな色です。

人が生きるために必要なものと多く結びついている赤は、他のどの色よりも強い刺激があります。


太古の遺跡には赤で彩られた壁画や埋葬品などが多くあることから、昔の人も赤には特別な意味を込めていたと思われます。

当時の人は血や火を連想させる赤に溢れる生命力を感じ、呪術的な役割を託していたようです。


神社という神域の入り口である鳥居の赤は、悪霊を追い払う魔除けの意味があります。

キリスト教において赤はキリストの血を表す重要な色で、慈愛を意味します。


赤は国家を象徴する国旗に一番多く使われている色でもあります。

赤の持つパワフルな前向きのイメージもあり、特別な色として扱われてきたのがよくわかります。


そんな『赤』には興味深いイメージも備わっています。

全ての色の中で最も官能的な色で、欲望を刺激するのです。


カジノなどの大人の娯楽施設は、金銭欲を刺激する赤で溢れています。

赤い口紅やドレス、ハイヒール、旧赤線区域などに暗示されるように、セクシュアリティとも密接な関係があります。


挑発的で情熱を喚起する誘惑色が赤なのです。

日本のお年寄りたちは、挑発的で情熱を喚起する誘惑をするために巣鴨の赤パンツを買い求めているのかもしれませんね。

お年寄りが率先して誘惑をするなんて…

面白い国ですね、日本って。


赤には欲望のエネルギーが集まりますが、集まり過ぎるととんでもないことになります。

もっと欲しい、もっと欲しい、もっと欲しい、こうした力を溜め込んでしまうと攻撃的になり抑えが効かず本能のまま動いてしまうので注意しましょう。


そのまま赤の負のイメージ[怒り、緊張、争い、危険]というようなものに心が染まっていっても、良いことはありません。

「カシスソーダ」を「かししゅしょーだ」と言ってしまいます。
その後、ダルマのように真っ赤な顔になるだけです。

まさに負の連鎖。

赤は多用し過ぎないこと。
どの色にも良い面と悪い面がありますが、特に赤の悪い面は人に影響を及ぼし易いので注意が必要です。

良い面を程よく活用できるように、キッチンや玄関などの動きのある部屋に赤の小物を置きましょう。

赤はワンポイントでも空間に彩りが生まれます。

赤パンツなんかはうってつけなので、巣鴨に行きましょう。
お年寄りに負けないように、赤パンツをはいて適度な情熱を身につけましょう。

僕はいりません。

ではまた明日!